教育研修体制

未経験でも安心の教育研修制度

柊野福祉会で、
学び続ける。

高齢者介護の仕事には、『達成されるべき目標』はあっても、明確に線引きできる『ゴール』という到達点はありません。この『ゴール』がないからこそ、ご利用者様の自立(自律)を支援し、ご利用者様の思いを実現させていくために、専門職として進化し続ける、つまり、学び続ける必要があります。

当法人では、『学ぶこと』の重要性を意識し、職員が継続して学べる体制を整えるために、法人事業本部に教育研修担当を配置し、階層別研修や資格取得支援の実施、各事業所で行われる課題別研修への支援等を行っています。

教育研修の目的

  1. Ⅰ.組織の一員としての自覚を持ち、使命・目標達成に向けて主体的に取り組むことができる職員を育成する。
  2. Ⅱ.専門職としての知識・技術・社会性・倫理を備え、利用者本位のサービスを提供できる職員を育成する。

教育目標

Ⅰ.OJTを実践できる人財を育成する。

・ 自らの技術や知識、経験を職員に伝承し、共有することができる
・ 職員一人ひとりの特性や能力、その置かれた状況を加味し、適切な
  教育・指導ができる
・ 一人では見過ごしてしまいがちな課題や問題を協働により探し出す
    ことができる
・ 観察力を持ち、周囲の状況を把握できる
・ 問題意識を持って業務を遂行できる

Ⅱ.チームケアを実践できる人財を育成する。

・ チームを構成する一員として、チーム目標の達成に向け、
  「何をすべきか」「何ができるのか」を常に考え、行動できる
・ 相手の立場に立って考え、行動する
・ 相手を信頼し、感謝の気持ちを忘れない
・ 感情的にならず、常に客観性をもって物事を捉えることができる
・ 積極的にコミュニケーションを図ろうと努力している

Ⅲ.人間力のある人財を育成する。

・ 自ら課題を発見し、問題を解決していける
・ 自ら学び、考え、主体的に判断、行動していける
・ 自らを律しながらも他人と協調していける
・ 他人を思いやる心や感動する心を持っている
・ 心と体が健康である

3つの教育研修システム

一般研修(階層別研修)

同じ階層の仲間たちと議論を交わし、専門性の高いスキルを習得します。

専門研修(課題別研修)

事業所・事業部門で開催し、実践に活かせるよう学びを深めます。

資格取得支援

介護福祉士や介護支援専門員の資格取得に向けて勉強会を開催します。

OTHER SYSTEM

安心のプリセプターシップ制度

現在、当法人では新人育成制度として「プリセプターシップ」を導入しています。
プリセプターシップとは、先輩職員(プリセプター)と新人職員(プリセプティ)とでペアを組み、1年間で指導目標が達成できるよう段階的な育成計画を作成し、日常業務を通じて指導(OJT)を実施する手法です。
プリセプターは、新人職員がリアリティショックやカルチャーショックを体験することなく職場に適応できるよう配慮し、専門職としての自信を定着できるように成長を支援します。

人事考課制度

当法人では、人事考課制度を導入しています。人事考課では、職員一人ひとりの仕事に対する取り組みやその成果、技術や能力の習得や習熟等を評価することで、その職員に求められるレベルと現実の差を明確にします。
それにより、職員一人ひとりに合った具体的な目標を掲げ、その目標が達成できるよう、年2回の上司との面談で振り替える場を設けています。面談では目標達成に向けての進捗状況や結果の確認、業務等に対する評価を行い、その評価を踏まえて昇給・昇格へとつなげています。

クオリティマネジメント委員会

クオリティマネジメント委員会(QM委員会)は、事業所間の職員交流をより深めるために発足しました。
異なる事業所の職員とチームを組み、1年をかけて、福祉や介護のみならず、多様なテーマに挑戦し研究活動を行います。
研究報告会には、事業所の管理者や主任が出席し、その研究の成果を事業所に取り入れることができるか吟味されます。若手職員が楽しくチャレンジできる委員会活動です。

≫ 2019年1月23日 QM委員会 実践報告会の様子はこちらから

第1次きょうと福祉人材育成認証事業所です

当法人は、未経験の若手職員を福祉人財として育むことを宣言しています。「人間力のある人財」「チームケアを実践できる人財」「OJTを実践できる人財」の育成を目指し、効果的かつ計画的に教育・研修を進めています。

2013(平成25)年、社会福祉法人 柊野福祉会及びアーバンスタイルケア株式会社は、京都府の定める人材育成、定着の取り組みの基準をクリアし、「きょうと福祉人材育成認証制度」第1次認証事業所に認証されました。